身体

世の中にあるもので、いちばん美しいかたちは?

きかれたら、迷わず答える「人の身体」

 

たまにヌード・デッサンにいく。

最初は正直、緊張した。

まっすぐ見られるだろうか。途中でいたたまれなくならないか。まわりの様子はどんなだろう。

 

けれどもまったく無駄な心配、やっぱりモデルさんはプロだった。

裸なんだけど「裸」と気づかないくらい、自然。

 

5分、10分と時間を区切って次々とポーズを変える。一度決めると、迷いがない。

動かない。

首と肩の直線。胸とお尻の曲線。だんだん細くなる足首。肘の角度。ぴんと伸びた背筋。きれいだった。

最大10分間、それを休憩はさみながらも10セット以上続けるモデルさん。実は重労働に違いない。

けど、本当に身体が一番きれいに見えるポーズを知っていて、身体のラインがみえた。

いわゆる「モデル体型」とはちがうけど、ふつうの人らしい、調度よい体型は居そういでいない気がする。とにかく、かっこ良かった。美しかった。

 

身体ってきれい。

わたしは目の前にある立体を、紙の上の平面に描写するのがすきだ。観察し、見たままを描く。いろんな発見がある。

わたしの描く題材は「人」。いちばんのお手本は本物だと思う、それも素のままでもっと描いてみたい。なんと贅沢な時間。

 

 

 

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Comments: 1
  • #1

    BeABAll (Thursday, 07 April 2011 16:42)

    Nice sketch. But as to the text, ah, wakarimasen. Like, bigtime! In English, please...:)